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ポケモンに関する、Twitter (@lkm_mm) 上で吐き出した妄想をまとめていきます。

【祝・バンタム級統一】井上尚弥選手が四団体統一を果たしたのでエビワラーについて語る

「『スカーレット・バイオレット』の感想は?」と思われた方もいるかもしれませんが、それは(きっと)後日。20221213日、モンスター井上尚弥選手がついに、日本プロボクシング史上初めて主要四団体(WBA/WBC/IBF/WBO)の世界王座統一を果たしましたね。私は、6月のWBA/WBC/IBF世界バンタム級三団体統一戦(vs ノニト・ドネア@さいたまスーパーアリーナ)に続いて有明アリーナで現地観戦してきました。いやー、尚弥選手凄すぎますね。おめでとうございます。というわけで(???)、突然ですがエビワラーについて好き勝手に書いていきたいと思います。

 

パンチポケモンエビワラー。初登場の作品は「赤・緑」でタイプは「かくとう」、ポケモン図鑑の情報ではたかさ:1.4 m・おもさ:50.2 kg。性別はオスしか確認されていない。特性は「するどいめ」または「てつのこぶし」。隠れ特性は「せいしんりょく」。けんかポケモンバルキーが進化する可能性をもつ3種類のうちの1種(エビワラー以外は、キックポケモンサワムラーと、さかだちポケモンカポエラー)。歴代のポケモン図鑑に記載されるエビワラーの説明は以下の通り(文章ポケモンwikiより引用。また、漢字表記が存在したものはそちらのみ記載)。

 

赤・緑、ファイアレッド、Y

プロボクサーの 魂が 乗り移っている。 パンチの スピードは 新幹線よりも 速い。

青、リーフグリーン

なんにも してない ようでも みえない スピードで パンチを だしまくってるから きを つけろ。

ピカチュウ、Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ

ねじり込むような パンチ攻撃! コンクリートの壁が ドリル状に 削られて やがて 穴が あく。

金、ハートゴールド、シールド

空気をも 切り裂く パンチ。 だが 3分間 攻撃すると ひと休み したくなるらしい。

銀、ソウルシルバー、ソード

空気を 切り裂く パンチ。 かすっただけで 火傷に なるほど パンチの スピードは 速いのだ。

クリスタル

どんな しゅるいの パンチでも いりょくを たかめるため ひねりながら うちこんでいく。

ルビー・サファイア・エメラルド、オメガルビーアルファサファイア

世界チャンピオンを 目指していた ボクサーの 魂が 宿ったと いわれる エビワラーは 不屈の 精神で 絶対に へこたれない。

ダイヤモンド・パール・プラチナ、ブラック・ホワイト、ブラック2・ホワイト2、X、ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール

腕を ねじりながら 繰り出す パンチは コンクリートも 粉砕。 3分 戦うと ひとやすみする。

 

見た目に加えて、魂もボクサーということがわかりますね。図鑑での説明上は、ハンドスピードが速いことに加えてコークスクリュー・ブロー様のパンチを打つことが示唆されています。コンクリートがドリル状に削られたり、粉砕されたりするほどのパンチ力もあるとのことで。これは人間には不可能なので、ポケモンだから持てるパワーということでしょうね。3分間攻撃するとひと休みしたくなる、というのはプロボクシングの1R(ラウンド)が3分間だからということでしょう。「世界チャンピオンを目指していたボクサーの魂」とありますが、そのボクサーは残念ながら世界は獲れなかったということか。公式では存在しないはずですけど、そのようなエビワラーについての伝承・伝説みたいなものがポケモンの世界のどこかには存在するんですかね。そんな妄想が膨らみます。「不屈の精神で絶対にへこたれない」とありますが、そう書かれるとエビワラーは昔ながらの叩き上げ(ここでは、アマチュアボクシングの経験がないプロボクサーの意味)の選手で、かつ毎試合打って・打たれて、倒し・倒されのインファイターというイメージを持ってしまいますね。個人的には、エビワラーには前に出続けるインファイターではなく、中・長距離で戦うボクサー、それも距離感がよくて自分からも打てるし、きれいなカウンターを取れるスキルもある。ガードが高く、ダッキングスリッピングアウェイ、パリィといったディフェンス技術も駆使することができるみたいなイメージが勝手にあるのですが。まあ、ファイトスタイルには個体差もある気がします。

特性の「するどいめ」は相手のパンチを見切れる目というイメージに基づくんですかね。ボクサーが戦うときの眼光は鋭い、というのもあると思いますが。「せいしんりょく」は、格闘家モチーフのポケモンなら説明不要というか。「てつのこぶし」はパンチのイメージが先行するであろうエビワラーなら必然となりますかね。ところで、「てつのこぶし」は伝説的なボクサーであるロベルト・デュランのニックネーム石の拳に名前が由来してるんでしょうか。

さて、そして「エビワラー」の名前は日本のプロボクサー・海老原博幸に由来すると言われていますね。1960年代にWBA/WBCで世界フライ級チャンピオンに戴冠した選手で、ニックネームはカミソリ・パンチ。左ボクサーファイター(サウスポー)。狂った風車ファイティング原田メガトン・パンチ青木勝利に並ぶ「フライ級三羽烏」の一人。日本の男子選手では3人目の世界チャンピオンで、所属ジムは協栄ボクシングジム。あの名伯楽エディ・タウンゼントが育てた世界チャンピオンの一人だという。「エビワラー」の名前が海老原選手に由来すると考えられているのもそうなのですが、「かみなりパンチ」はカミソリ・パンチ由来の技名なんですかね。前述した「三羽烏」の青木選手が呼ばれたメガトン・パンチポケモンでの「メガトンパンチ」と関連する気がしているので、元ネタ・モチーフ考察としては有力な仮説なんじゃないかと思っています(私が最初に言ったわけではないですが)。ところで、私が探す限りですが、ポケモン(特にエビワラー周り)でファイティング原田選手を連想させる何かって今のところ見つからないんですよね。ニックネームの狂った風車飢えたライオンの底力というのもあるらしい)は技名に落とし込みにくそうかな、とは思いますが。。「れんぞくパンチ」ではちょっと納得できないですかね黄金のバンタムエデル・ジョフレに勝ったこととか、幻の三階級制覇の話とか、その辺から今後何かそれっぽいの作ってくれないですかね。

願望を書き連ねていると脱線していきそうなので、エビワラーに話を戻します。図鑑表記のおもさ(体重)は50.2 kgですが、これはボクシングの階級ではフライ級(112 lb(約50.80 kg)以下)相当の体重ですね。現行の階級区分では、フライ級の一つ下・ライトフライ級のリミットは108 lb(約48.97 kg)以下になります。この体重も、名前と左構えのファイティングポーズ(サウスポーの場合、右拳が前になる)に並び、「エビワラー」が海老原選手をモデルにしたポケモンではと言われる所以ですね。あとは、ここでは詳しく書きませんが、サワムラーとケーシィ系列のポケモンも実在の人物がモデルになっていると考えられていることも理由でしょう。体重に関しては、フライ級リミットの50.8 kgに設定されていたらなーと何度も思いました。それ故に、私はPokémon Goエビワラーの出現率が上がっているときは毎回50.8 kgエビワラー探しに挑戦するのですが、結局未だ見つけられていません。数百グラム差は捕まえたんですが。ちなみに、まだピカブイではチャレンジしてないです。ポケモンの「たかさ」や「おもさ」に関して、一番高い/低い/重い/軽いではなく、特定の数値、しかも特定のポケモンに限って謎のこだわり持っているのは私だけだと思っているので(私以外にいらしたらすみません)、この挑戦はなんとしても達成したいんですよねえ。正直、これに限っては色違い捕まえるよりも魅力感じますね。

ところで、エビワラーのモチーフは海老原選手であるとして、どうして海老原選手がプロボクサーの魂が宿ったポケモンのモデルとなったんでしょう。当然ですが、海老原選手以外がよかったと言いたいわでけはないです。日本人で初めて世界王座を獲得した白井義男1952519日戴冠)以降、「赤・緑」が発売される1996227日(開発期間を考慮して1990年くらいまでで線を引くとしても)までの間に日本人の世界王者は何人も誕生しています。それこそ、日本初のチャンピオンである白井選手、黄金のバンタムに勝利したり幻の三階級制覇と言われたりという伝説的な実績を残した原田選手でなかったのはなぜか。精密機械沼田義明雑草小林弘、永遠のチャンピオン大場政夫でなかったのはなぜか。他にも、アジア人で初めてライト級の世界王者になった幻の右ガッツ石松や、未だに破られない世界王座13連続防衛の日本記録を持つカンムリワシ具志堅用高だっているし、ここに挙げていないだけで名だたるチャンピオン達が誕生している。もう少し時代がずれたら、浪速のジョー辰吉丈一郎だった可能性もあるのか。単なる素朴な疑問なのですが、真相はどうなんでしょうか(「エビワラー」と「サワムラー」で名前の響き的にいい感じだった、くらいな可能性もありますかね)。あるいは、世に出ている情報で私の知らない何かがあるのか気になります。

 

さて。エビワラーについて私が語りたかったことは大体書き出したと思います。後から何か出てきそうで少し怖いのですが。。まあ、そのときはTwitterに投稿しようかと思います。井上尚弥選手が四団体統一した話とか、実際に現地観戦した感想とか、正式にスーパーバンタム級に階級上げたときの話(井岡一翔選手に続く日本人2人目の四階級制覇、フルトン/アフマダリエ/ネリ/カシメロ等の選手との対戦など)とか書きたい気持ちも少しありますが、ここポケモンの話をする場なのでやめておきます。でも、今日書いたことって半分はボクシングの話ですかね。どうなんでしょう。

 

今回はこのあたりで終わりにしようと思います。ありがとうございました。スカーレット・バイオレットの話もきっとそのうち書きます。